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大学の問題

大学生はどうしてここまであまってしまったのでしょう。「企業が大卒を採用しなくなったから」という単純な理由だけではありません。一つにはFランク大学の存在があげられます。簡潔に言えば「フリーパスで入れる大学」ということです。

Fランクの大学の偏差値は概ね35以下で、私立大学の四割にあたる194校がこのFランク大学ということです。大学生の質の問題は、以前から社会的に指摘されています。その文脈の中心は、高偏差値大学の学生の学力レベルも低下しているということです。しかし、就職という話に限ったときには、その問題よりも、低学力大学生が増加しているという点に、はるかに大きな問題の根源があるのです。

四年制大学への進学率は1990年代に入って急増しています。1990には25%弱だったのが、2008年度には50%を超えました。現在は二人に一人が大学生です。これは、以前であれば就職という進路を選んだり、専門学校に行っていたような学力の生徒が、今は次々と大学生になっていることを意味しています。

大学生が増えていることは、就職関連にも大きな影響を与えています。求人倍率は1990年の2.86倍という数字を最後に下降し、近年は復調傾向でしたがそれでも2倍をやっと超える程度です。2011年は、ワーストに近い1.28倍という数字になりました。総じていえることは過去10年、20年にわたって企業の求人数はさほど下がっていません。やはり分母である大学生の就職希望者が増えた結果であることは明白です。

これは長年、政府が進めてきた大学の定員増加策がもたらしたツケでもあり、学生側の進学熱の高まりも背景にあります。上を目指さなければ大学も全入時代に入りました。定員割れの大学も増え、これからは淘汰も進みますのでいつまで全入時代が続くかわかりませんが、現在の風潮は「望めば大学生になれる」という現状です。「猫も杓子も」という形容詞がぴったりの存在の大学生が全員「ホワイトカラー志願者」となることで就職戦線に送りこまれ「就職氷河期」という言葉を生みだしているのです。

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